結局Bミニオンと1コストFミニオンって何枚採用すればいいの?
皆さんこんにちは、アデノ神です。
しらでいずの皆、さっそくやる気がなくなった当ブログですが、なんとかまじめにがんばっていきたいです(小並感)
先日、カードの効果改定がありましたね。キスカの大幅弱体化によって、最初の1枚だけが効果を発揮するようになったことでオッドオッドシオンみたいなSSRを引けなくなってしまいました。
他の3枚の上方修正は色々と環境を塗り替えていきそうですね。バルドロードに焼かれないヤクーツォーク、相手のターンでもトークンを出せるようになったジェイドカラヤン、サイクロプス付きトレーサードーベルを跳ね返すダンシングカトラスなどなど環境に影響するカードが増えました。02が出るまでまた環境が変わってたのしくなりそうですな。
さて、今回書く記事ですが、ゼノンザードだけというよりかはカードゲーム全般に通じる話で少し数学チックなものです。
要はデッキへの採用枚数と初期手札への出現確率の話です。
これからゼノンザードというコンテンツが存続する以上解決することのない「手札事故問題」。ゲームが始まり、マナは真っ黒のまま。気が付けば手札は10枚になり、デッキトップから色Bミニオンがトラッシュへ消えていく......。そんなイライラを、ある程度ゲームをプレイした人なら体験したことがあると思います。
ゼノンザードでは議論が尽きない「単色デッキはBミニオン何枚いるの?」とか「1コスとは6枚?7枚?」といった問題の解決として、最初の手札にBミニオンや1コストミニオンが来る確率を計算、解説していこうと思います(^^)/
・Bミニオンが最初に手札に来る確率
さて、ここからは高1数学の授業の時間です。「うわ、私は数学いやだから文系行ったんだけど」とか「ゲームの話すんのに勉強の話やめろや!」って方はコチラをクリックしてください。結論までジャンプします。
ではいきましょう。
まず、確率とは「考えている条件の場合の組み合わせ」÷「すべての事象の数」のことです。Bミニオンについて考えた場合では「Bミニオンが手札に来る場合の数」÷「デッキから6~12(マリガン込み)枚引く組み合わせ」ですね。しかし、もっと簡単に計算する考え方があります。それは余事象を使った考え方です。簡単に言えば100%(全部)からBミニオンが来ない確率を引く、というものです。なぜこっちが簡単かというと、場合分け(Bミニオンが1枚or2枚or...来るときと分ける)をしなくてもいいから、というのが素直な理由ですネ。
それでは計算していきましょう。
まずデッキから6+n(n=0~6)枚引く組み合わせは
ですね。(C:組み合わせの公式)
次に、Bミニオンをb枚入れていたとすると、デッキからBミニオンを引かない組み合わせは
です。
以上からデッキからBミニオンを引くことのできる確率は
となります。
と、いうことでBミニオンとマリガンの枚数を組み合わせた、少なくとも1枚Bミニオンが手札に来る確率表が下のものになります。
結構意外な結果ですね。例えばベースが4枚しか入っていなくても4枚マリガンすれば70%の確率でBミニオンを引くことができるんですね。まあ、3割は外すんですが。論者に言わせれば「んんwww必然力で何とかしますぞwww」って感じでしょうか(丁度確率もきあいだまと同じぐらいですし)。そして、7枚入れたときの0枚マリガンとおおよそ同じ確率になるというのも面白いところだと思います。また実質Bミニオンの荒野の旅人を3積みならbに+3してもいいと思います。
・1コストミニオンが最初に手札に来る確率
ぶっちゃけ先ほど求めた表で、bの値を1コストミニオンに置き換えればそっくりそのまま使えます。事故を起こさないために7枚積むという場合でも、6枚の場合と比べて最大6%程度の差しか出ないということです(「しか」というのは個人差がありますが)。
なんだったら1~3の間は最初に来てほしいカードとしてみることもできますね。つまり、初期手札に来てほしいキーカードや防衛用の保険カードなどが来る確率は、3積だった場合39~67%程度ということになります。
・まとめ
いかがだったでしょうか。今回私自身も計算してみて妥当だと思うところもあれば、意外と確率高いなと思うこともありました。確率の計算自体、高校卒業以来まともにやってきませんでしたが、自分の趣味で役に立つとなると真面目にやっておいてよかったと思えますね。人生何が役に立つか分かりません。
タイトル回収になりますが、結局Bミニオンと1コストFミニオンって何枚入れればいいのかという話ですけど、そんなものデッキを回してみないと分からないというのが正直なところです。だって今回求めたのはあくまで確率ですので、「事故らなかったのはたまたま〇%を引いただけ」という精神安定剤にしかならず、デッキの効率化を保証するものではありませんから。しかし、マラソンであと何km走ればいいのかを知っているか知らないかと同じように、事故が起きる確率を知っているだけで苛立ちの減少やデッキ構築時のわずかな考慮につながるとは思っています。ですので、ぜひこれから少しでも頭の片隅に置いて、時々参考にしていただけると嬉しいです!それではまた!
おまけ
少しだけ表記を分かりやすくした表を下に置いておきます。
ぜひご活用ください。注意としては、あくまで1種類のカードのみに対しての少なくとも1枚来るという確率で、Bミニオンが来すぎる可能性もあることを覚えておいてください。
転載する際はブログやTwitterのリンク等貼っていただけたら幸いです。よろしくお願いします。
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